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鹿島・三竿健斗の指標であり続ける
土肥洋一からのロシアW杯への金言。
text by
池田博一Hirokazu Ikeda
photograph byJ.LEAGUE
posted2018/04/05 11:00
フィジカルとテクニックを兼備する三竿健斗はハリルホジッチ監督の好みのタイプでもあるはず。運命の発表まであと2カ月だ。
指針となる言葉が胸にある限り。
「個人的にイメージしていた代表入りには1年遅かったけど、今、もう少しで叶うところまでこれた。土肥さんに言われてから、ロシアW杯出場を目標に、すべてを逆算するようになった。口に出せば叶う。そこを意識づけしてくれたのは感謝しているし、大きな言葉だったと思う」
2014年に出会った言葉によって目指す指標が生まれ、一つひとつ積み重ねてきた。ヴェルディのトップに昇格してからも、アントラーズからオファーがあったときも、試合に出られなかった時期も。常に「ロシアW杯に出るために」、何が必要なのかを逆算して考えてきた。
W杯本大会まで残り約2カ月。三竿の止まることない成長は、さらに加速度を増す。指針となる言葉が、胸にある限り。