マスクの窓から野球を見ればBACK NUMBER
センバツ屈指の投手王国、松山聖陵。
プロ注目の土居豪人だけじゃない。
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/03/27 13:30
松山聖陵を率いる荷川取監督は、自身が高校生時代に沖縄尚学でセンバツ優勝を経験している。
本格派投手が少ないセンバツで異色の存在感。
いずれにしても、遠からず、「全国クラス」に台頭してくる土居豪人の後継者に間違いない。
「ウチは、3年生に左腕の前里(祐、171cm71kg・左投左打)やサイドハンドの中村(有、178cm65kg・右投右打)、隅田(寛輝之亮、162cm60kg・右投右打)がいますから。彼らで十分まかなえると思ってます」
迷いなく「本格派!」と謳える投手がこんなに少ない甲子園も珍しいだろう。
そんな「第90回センバツ」で、本格派・土居豪人を筆頭に多士済々の投手陣でやって来た松山聖陵。前評判はさほどではなくても、始まってみたら、四周を「おおっ!」と驚かせるような活躍の予感が漂う。
近畿の強豪・近江高との初戦は、28日第3試合だ。