次戦は同じく結果が出ていないマリノス。

　重要なのは、形を決めてブレずにやり続けることだろう。宇賀神が言う。

「ミシャのときは、1トップ2シャドーと両ワイドという原点のポジショニングがあって、そこから相手に合わせて自分たちのイマジネーションを発揮していたけど、今はそこまでの縛りがないから、少し中途半端になっている気がします。キャンプでやってきた正しいポジショニングを取ったなかで、次のステップに進まないといけないと思います」

　3月18日に行われる4節の相手は、ポゼッションを重視し、「偽サイドバック」を取り入れながら、結果が出ていない横浜F・マリノスである。

　似た志向、似た状況の相手との対戦で、浦和は今シーズンを戦ううえでのベースを見つけることができるだろうか。