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ついに浅田真央の新プロジェクト始動。
全国ツアーで、あの「笑顔」を再び!
posted2018/03/16 17:00
text by
藤森三奈(Number編集部)Mina Fujimori
photograph by
Takuya Sugiyama
平昌オリンピックに注目が集まっていた2月下旬、浅田真央は東京近郊のリンクにいた。
ひとりではなかった。
真央自身がオーディションをして選んだ、「浅田真央サンクスツアー」に参加するメンバーたちに囲まれていた。
福岡、岡山、愛知……全国からやってくるそのメンバーは、姉の浅田舞と無良崇人を除くと“無名”と言っていい選手ばかりだ。彼らと効率的に練習するために、今年に入ってから合宿を重ねていた。
合宿中は1日3部練の日もある。この日も練習は深夜にまで及んだ。
「みんなそんなに長く滑ったことがないと思うので、朝昼晩の練習ってたいへん? と聞いたら、楽しい! って」
誰もが「真央となら頑張れる」のだそうだ。
浅田「これまでにないくらいたくさん滑る」
ツアーのプロデューサーである真央は、選曲、振付け、演出をこなしたうえで、「これまでにないくらいたくさん滑る」という。キャストが滑るプログラムと、真央、舞、無良がソロで滑るプログラムが交互に続く構成になる。
「すべてが新しい試みで、私自身が楽しくてしょうがないんです。私がソロで滑る回数はこれまでのショーにはないほどの多さで、それは大きな挑戦です。どのプログラムを滑るかはお楽しみですが、ラフマニノフのフリーは予定しています」
ショーの名前も自分で決めた。
「『シャイン』『プレゼント』『ライト』『ギフト』とかいろいろ案はあったんですけど、やっぱり子供から大人まで分かる『サンクス』という私の気持ちを込めたものにしました」