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芸術か、それともスポーツか。ザギトワが生み出した論争。~得点が出る演技構成を選ぶのは当然だが……~
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto/JMPA
posted2018/03/19 06:00
平昌五輪女子フリーでザギトワはエフゲニア・メドベデワと同点だったが、ジャンプで加点し技術点では上回る。
演技後半のジャンプは基礎点が1.1倍になるというルールを巡り、論争が起きている。平昌五輪の女子シングルで優勝したアリーナ・ザギトワ(ロシア)が、ショートで3本、フリーで7本、すべてのジャンプを演技後半に跳ぶ戦略で高得点を稼いだからだ。
米国のアシュリー・ワグナーはSNSで「前半は時間を潰し、後半はただジャンプをするだけ」と批判。日本スケート連盟も「演技後半のジャンプの数は制限する」というルールの提案を国際スケート連盟(ISU)に提出した。岡部由起子ISU技術委員によると「6月のスペインでの総会で、他のルール変更とともに議題に取り上げます」という。