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大きな心と、大きな投球フォームで
大谷翔平は2つの「壁」を越えていく。
text by
笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2018/03/01 17:30
2月27日。打者として2試合目のオープン戦出場を終えた大谷翔平が、囲み会見で2度使ったフレーズがある。
まずは投手としての地固めが大事。
実際、大谷本人に焦る様子は微塵も感じられない。23歳とは思えない落ち着きぶりで課題に関し淡々と話した。
「簡単に出来るとは思っていないですけど、繊細になりすぎず、そういう感覚も必要かなと思っているので。
注意するところだけは注意して、あとは実戦に入っていけば、打者に向き合って投げるだけ。そこに向かって勝負出来れば十分かなと思います」
マイク・ソーシア監督はキャンプでは中5日での先発調整を明言し、2日目と3日目にはDHでの調整を続けるプランを明かした。
開幕まであと4週間。3月は練習試合を含め6試合の先発が用意されている。
投手としての地固めが二刀流成功へのスタートとなる。