水谷隼の名言 

僕を超える才能が出てこないと、打倒中国は果たせない。

水谷隼(卓球)

“絶対王者”として日本をリードしてきた水谷は、常日頃からこんな言葉を口にしていた。そんな水谷の前に現れたのが、14歳の張本智和であった。2017年の世界選手権で水谷を撃破し、ベスト8。8月のチェコオープンで14歳61日でITTFワールドツアー史上最年少優勝を果たした。このふたりが2018年1月の全日本選手権決勝で相まみえた。大会前の会見で「僕が負けるとしたら張本だと思います。全日本決勝のコートで、世界選手権の借りを返したい」と語ったが、返り討ちにあってしまった。だが、敗れた水谷の表情にはかすかな笑みが浮かんでいた。ともに切磋琢磨し、ともに成長していける14歳年下のライバルの出現を喜んでいるかのようだった。

Number944号(2018/01/18)

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