【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講BACK NUMBER
池田純が語る、ホリエモンのこと。
「“人間クローラー”と称しています」
posted2018/01/19 16:30
text by
池田純Jun Ikeda
photograph by
Asami Enomoto
「Number Sports Business College」次回のゲストは“ホリエモン”こと堀江貴文さんです。今回のコラムでは、私と堀江さんとの関係について書こうと思います。
堀江さんは最近、「R-1ぐらんぷり」1回戦を突破して話題になりました。ネタの中に、以下のような部分があったそうです。
「僕にはなりたい夢が2つあります。1つはプロ野球のジャイアンツに入ってホームランを打つこと。駄目なら球団買収。ジャイアンツが駄目でも、バファローズくらいなら」
2004年の近鉄バファローズ買収騒動をネタにして、笑いに変えてしまいました(笑)。これには、さすがだと思いました。「堀江貴文」の名前だけで生きるために、自己流で全力を尽くし、自由であり続けるための大変さも引き受けている。毀誉褒貶の中で、自分を通す。人間的にとても好きです。
すんなりとは話が噛み合わない、私と堀江さん。
堀江さんと直接に出会ったのは、動画番組「ホリエモンチャンネル」での対談でした。'16年の当時は、私が横浜DeNAベイスターズで進めていた「ベイスターズ・エール」「ベイスターズ・ラガー」が軌道に乗り、大きな黒字を生み始めていました。
「クラフトビール」を球場で販売するのはベイスターズだけだったので、堀江さんも非常に興味を持ってくれました。「欧州のサッカーファンは酒を飲みにスタジアムに行ってるようなものだもんね」とか「韓国のビールはおいしくない」など、お酒についての意見を交換した記憶があります。
しかし、実は、私と堀江さんは話がすんなりとは噛み合いません……(笑)。
なぜかというと、根本的に異なった考えを持っているからです。