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イングランド代表への期待度低っ!
9割が「優勝はない」と結果を悲観。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2017/12/05 08:00

イングランド代表への期待度低っ!9割が「優勝はない」と結果を悲観。<Number Web> photograph by Getty Images

マラドーナの「神の手」は、今回はイングランドに有利に働いた……ように見えるが果たして。

母国民の期待度が低いことがやはり最大の救いか。

 そう考えれば、イングランド代表の元エース兼キャプテンで、忠誠心旺盛なイングランドファンの素顔を持ち、不屈の「ブルドック精神」を体現するキャラクターの持ち主であるアラン・シアラーが、「決勝トーナメントを語るのは時期尚早。まずはグループステージに注力すべきだ。仮に負けて帰ってくることになっても、力を出し切って進歩の跡を見せてくれさえすればファンは納得する」と、抽選後に『BBC』にコメントを寄せているのも頷ける。

 実際にチームを率いてロシアに乗り込む立場にあるサウスゲートはというと、組分け抽選会でのロシア入りでさえ「良い勉強になった」と語る謙虚さ。変わり始めたばかりのイングランドは、さらなる経験を積むことを主眼に置いて半年後のロシア大会に臨む。

 指揮官にとっての2度目のロシア入りが、苦い経験にならないとも限らない。グループステージでのイングランドに希望を与えてくれた「神の手」をも上回る救いは、ついに母国民が代表の現実を学んでくれていることか。

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