木村和司の名言
わしの場合、対戦相手の10番が何をするか、どういうサッカーをするかってところをまず考える。日本代表であれば、プレーでチームを引っ張っていってほしいと思って見てる。10番をつけてる選手には、わし、要求が高いよ。
木村和司(サッカー)
2017/11/27
「やっぱりチームの顔だからね、10番っていうのは」。現役時代、自身も10番をつけていた木村は、10番という数字の重みを知っている。「いい選手はいっぱいいるけどね。でも、どう表現すればいいかなあ、求めるものにはキリがないから……。考えてみると、わしが本気で認めた日本のミッドフィールダーっていうのは、ラモスだけかもしらんね」。同世代のライバルであるラモス瑠偉もまた、10番を背負っていた。「ラモスは、勝たせたから」。10番を背負う選手は、チームの勝敗の責を負うのだ。
Number874号(2015/03/19)