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Bリーグ副理事長とクラブ社長の両立。
千葉・島田慎二代表が語る改革とは。

posted2017/11/10 07:00

 
Bリーグ副理事長とクラブ社長の両立。千葉・島田慎二代表が語る改革とは。<Number Web> photograph by Kyodo News

千葉ジェッツの人気を上昇させた島田氏(右)。大河正明チェアマン(左)や川淵三郎氏とともに、Bリーグのキーパーソンである。

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島田慎二

島田慎二Shinji Shimada

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Kyodo News

 昨季、バスケットボールのプロリーグとして産声を挙げたBリーグ。9月29日からは2年目のシーズンが開幕し、各地で大きな盛り上がりを見せている。

 今季、バイスチェアマン(副理事長)に就任し、千葉ジェッツ代表取締役社長と「二刀流」を務める島田慎二氏が、Bリーグの現在を語る新連載がスタートする。第1回はバイスチェアマンに就任した経緯や二刀流について語った。

ジェッツとBリーグ全体の業務を両立する難しさ。

 9月下旬にBリーグのバイスチェアマンに就任し、今季からチームの代表との「二刀流」を務めています。

 現在、月・火、水の午前は千葉ジェッツ、水の午後と木・金はBリーグで業務を行い、土・日は会場で試合を視察。ジェッツでの仕事量も落とさず遂行している感覚はありますが、今は二刀流の両立の難しさを感じているところです。

 何事にも本気で向き合うストイックなタイプゆえに、同時に本気で2つを実行することは、実際のところなかなか難しい面もあります。

 とくに、Bリーグ2年目は「ビルドアップ」というスローガンを掲げていて、地に足を着けて成長を遂げていかなければなりません。本気でやろうと思ったら、もっとパワーをかけなければ。

 ジェッツであれば、「こうする」と決めたら、物事がどんどん進んでいきますが、Bリーグでは36チームの社長がいて、当然ながら理事会で決議することが必要になります。何か新しいことにチャレンジしようとする場合は、1つずつプロセスを踏んでクリアしていかなければなりません。

 さらに積極的に動かして、リーグ全体を良くしたいという思いは変わりませんが、パワーとスピード感にはどうしても欠けてしまう。まだベストな状態とは言えないでしょう。それでも限られた時間や環境下で、重要度が高い3点にフォーカスし、改革に着手しています。

【次ページ】 自分の培った経営方法・哲学をオープンにする。

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