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小島太が語るバクシンオーの記憶。
「キタサンを見ると、面影を感じるよ」
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byJRA
posted2017/10/18 08:00
サクラバクシンオーは適性距離は1400mまで、マイルは長いという生粋のスプリンター。その“一徹さ”が見る者の心をつかんだ。
キタサンブラックに流れるバクシンオーの血。
サクラバクシンオーは引退後、種牡馬となり、ショウナンカンプ(2002年高松宮記念)、グランプリボス('10年朝日杯FS、'11年NHKマイル杯)、ビッグアーサー('16年高松宮記念)など、数々の名馬を世に送り出している。
20年前、最高の相棒との思い出を感慨深く話す小島師。話題は、サクラバクシンオーを母の父に持つ“あの馬”にも及んだ。
「立派な体格をしていて、フォームもしなやかで、スピードも抜群。キタサンブラックを見ていると、バクシンオーの面影を感じるよ」
現役最強馬は、史上最強スプリンターの血を確実に受け継いでいるのだ。
Number937号では、小島太氏がサクラバクシンオーのラストレースについて語ったのに加え、ジャパンカップでのオグリキャップとホーリックスの激闘、ウオッカとダイワスカーレット「2cm差の決着」(天皇賞・秋)、有馬記念におけるゼンノロブロイ対タップダンスシチ―「異次元のレコード」のノンフィクション記事も掲載。伝説の名勝負の記憶がよみがえります。詳細は是非、本誌でお確かめください。