サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
運命の最終予選、23人を予想する。
長谷部in、大迫out、本田は……。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byAFLO
posted2017/08/22 11:50
大迫不在が濃厚とみられるが、アーセナル戦、ブライトン戦と開幕2試合連続ゴールを決めた岡崎の存在は心強い。
SBには精度の高いキックを誇る太田が入ってくるか。
デスク「じゃあ、23人予想してみると?」
二宮「登録は23人ですけど、今回も前回同様2人ほど多めに呼ぶんじゃないですかね」
デスク「25人か。GKは変わらず?」
二宮「そうですね、川島、東口、中村。ハリルホジッチ監督が前回外した西川は復調をアピールできているとはちょっと言い難いですかね」
デスク「DFは各ポジションに2人ずつの8人かな」
二宮「吉田、昌子、長友、酒井宏、酒井高の5人は揺るがないと思います。長友が開幕スタメンを勝ち取り、勝利を飾ったことは明るいニュースとなりました。センターバックは高さと強さがあって、昌子と鹿島でコンビを組んでいる相性を考えても植田が復帰してくるんじゃないかなと。そしてムードメーカー役になる槙野は、センターバック枠かサイドバック枠かどちらかで入ってくるはず。
サイドバックを想定するなら、センターバックのもう1枚には前回のメンバーから三浦でしょうか。またサイドバックには宇賀神、太田、藤春あたりの争いになってくるかなと。勝ち切らないといけない試合なので、セットプレーやクロスを考えると精度の高いキックを誇る太田というカードを持つ手も考えているとは思いますよ。ヘディングに強い岡崎、武藤らを想定しても、点で合わせられますからね」
香川のトップ下の代役候補には柴崎、小林祐希。
デスク「中盤にいきましょう。フォーメーションを想定して選ぶと?」
二宮「4-3-3の可能性はあるものの、今回は長谷部が戻ってきますし、ボランチは山口とのコンビでいつもの4-2-3-1で来るかなとは思います。肩のケガから復帰した香川ですが、開幕のヴォルフスブルク戦、終盤に途中出場しています。万全とは言えないとしても開幕の段階でベンチ入りを果たしている点を考慮すると香川は外さないでしょう」
デスク「ほかにトップ下の代役候補となると……」
二宮「招集の可能性を伝えるレターが届いている柴崎は開幕戦のビルバオ戦でトップ下に入り、守備面でも貢献していました。コンディションもいいと思います。そしてもう1人の候補は小林祐希。オランダ2年目は、チームの中心になりつつあります。2人ともデュエルを向上させており、ボランチもこなせてハリルホジッチ監督のサッカーも頭に入っている。香川が万全でないと想定した場合、2人とも入ってくるんじゃないかなと」