今日も世界は走っているBACK NUMBER

金哲彦が世界陸上の見所を一挙紹介。
異例のマラソン男女同日開催の訳は? 

text by

金哲彦

金哲彦Tetsuhiko Kin

PROFILE

photograph byAFLO

posted2017/08/03 07:00

金哲彦が世界陸上の見所を一挙紹介。異例のマラソン男女同日開催の訳は?<Number Web> photograph by AFLO

男子マラソンの川内優輝はロンドンの世界陸上が現役最後のレースになる。個性的な走りを記憶に焼き付けたい。

今回のスタート地点はタワーブリッジに。

 コースもロンドンオリンピックの時とは少し変わった。

 テムズ川に沿って走る周回コース、そして、ロンドンの中心にある観光名所を回ることは、2012年ロンドンオリンピックの時とほぼ同じ。

 しかし、スタートとフィニッシュ地点が違う。

 オリンピックの時は、イギリス王室の象徴であるバッキンガム宮殿だった。衛兵交代式でも有名な観光名所だ。

 そして、今回の世界陸上は、ロンドン観光もう1つの定番スポット、タワーブリッジがスタート、フィニッシュになった。

 日本のファンは、マラソンを1日に2度、連続してテレビ観戦することになる。

 野球にたとえると先攻は男子。後攻が女子だ。

 先攻の男子がもしアフリカ勢にやられても、後攻の女子が仇を取ってくれるか。

 かつてない面白さになると思う。

 マラソンは沿道リポート担当なので、現地の醍醐味をしっかり伝えたい。

BACK 1 2 3
#金哲彦

陸上の前後の記事

ページトップ