“ユース教授”のサッカージャーナルBACK NUMBER
香川、堂安も悩み決断したプロの道。
高2の逸材・中村敬斗の進路は?
text by
安藤隆人Takahito Ando
photograph byTakahito Ando
posted2017/06/27 17:30
東京のサッカー少年は三菱養和のユニフォームを着るのが1つの目標である。その10番を身に着ける中村は、さらにスペシャルな存在である。
絶対にやってやるという気持ちを持つこと。
「堂安選手の凄いところはメンタル面。U-20W杯のときも“最後に主役になるのは俺だと思ってやっていた”という話を聞いて、やっぱり気持ちが強い選手、絶対にやってやるという気持ちを持つ選手に結果がついてくることが分かった」
今、彼は自分と必死に向き合いつつ、サッカーに打ち込んでいる。今後、彼がどのような決断を下すかは分からない。とはいえプレーと自身の内面も磨いている今こそ、さらに成長を果たせる大きなチャンスでもある。
誰もがこの状況を味わえるわけではない。才能を認められた、ごく少数の選ばれし者のみだ。
その1人となった、中村敬斗。この1年を心身とも飛躍の年に――。彼の動向をこれからも見つめていきたい。