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横峯さくらはツアーで何を食べている?
米国で戦う事=食事との戦い、の実態。 

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及川彩子

及川彩子Ayako Oikawa

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photograph byShizuka Minami

posted2017/07/12 11:00

横峯さくらはツアーで何を食べている?米国で戦う事=食事との戦い、の実態。<Number Web> photograph by Shizuka Minami

過酷なツアー生活の中で、なんとか自分で食事をやり繰りして戦い続けている横峯。米ツアー3年目の今季は勝負どころとなる。

日常生活にも支障が出る、アレルギーと戦う選手も。

 米国女子ツアーで3勝の経験を持つスペイン出身で今年30歳のベアトリーズ・レカリは、若いころに拒食症になった経験があるほか、アレルギー体質なので食生活には人一倍気を使っている。

 レストランを経営している母親の手料理を食べて育ったことから、農薬や合成着色料などの化学的な物を口にするとアレルギーが出るため、「なるべく無農薬の食べ物を口にするようにしている」と話すが、移動の多いツアーではなかなか難しく、それが悩みとなっているという。

 以前はグルテンフリーの食事スタイルにしていたが、「残り5ホールくらいで血糖値が下がって後半にガス欠になったので、グルテンフリーはやめて、今はとりあえず精製されたもの(白米、白砂糖、小麦粉)を食べないように心がけている」と話す。

アメリカ人選手もオススメの日本食レストラン。

 健康志向のレカリが各都市で訪れるのは、日本食レストランという。

「玄米、鶏肉、野菜などバランス良く食べられるので、ツアー先では日本食レストランを探します。米国では各地に日本食レストランがあってありがたいです。食レポサイトで評価の高いところを探して行くようにしています。ほかにはアーモンドミルク、キヌアなど高タンパクな食材もできるだけ毎日摂るようにしていますね」

 各トーナメントでは主催者が肉、魚、野菜、フルーツなどバッフェ形式で工夫した食事を用意し、選手は朝と昼にそこを利用する。しかしトーナメント毎にその土地の食材が使われるため、毎回、同じ食材が食べられるとは限らない。

「あんまり神経質になりすぎてもいけない」とレカリが言うように状況に合わせて工夫する力も必要だ。

 長いシーズンを戦い抜くためには、やはり「食のルーティーンを守る」ことが基本のようだ。

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