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大混戦ダービーは騎手の腕次第!
カデナで福永祐一の男泣きが見たい。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byKyodo News
posted2017/05/27 08:00
皐月賞では9着に終わったとはいえ、過去5戦はすべて2着以内のカデナ。調整方法を弥生賞までの形に戻し、必勝態勢を敷いている。
10回やったら10回違う馬が勝ちそうな展開だが……。
騎手対決だけではなく、調教師対決も面白くなりそうだ。
音無厩舎がダンビュライト、アメリカズカップ、アドミラブル、池江泰寿厩舎がサトノアーサー、皐月賞馬アルアイン、ペルシアンナイトの3頭出しで勝負をかけてきた。この2厩舎で掲示板を独占するシーンもあり得るだけに、目が離せない。
ということで、結論。
◎カデナ
○アドミラブル
▲ダンビュライト
△スワーヴリチャード
×レイデオロ
注アルアイン
終わってみたら、重賞をふたつ勝っていたうちの1頭で決まった、ということがありそうなので、カデナを本命にする。福永が男泣きし、前田オーナーと抱き合うところを見たい、という願望こみの◎である。
印をつけながら思ったのだが、混戦だ、不透明だと言われているわりに、どれが勝っても見出しをつけやすい馬ばかりだ。10回やったら10回とも違う結果が出そうだが、ダービーらしいダービーを期待していいような気がしてきた。
84代目のダービー馬が誕生する瞬間を、しっかりと見届けたい。