ゴルフボールの転がる先BACK NUMBER
松山英樹は誰からもショットを学ぶ。
12歳年上の苦労人に尋ねたこと。
text by
桂川洋一Yoichi Katsuragawa
photograph byYoichi Katsuragawa
posted2017/05/21 09:00
子供のファンとともに写真に収まるマクガート(中央)と松山。米国人ゴルファーにも松山の探究心は認められるところだ。
自己記録、日本人史上最高の3位にも己を貫く。
このプレーヤーズ選手権で、松山は奇しくもマクガートと同じ22位で終えた。世界ランキングで4位から3位に浮上し、自己記録と日本人史上最高位を更新した。仮に優勝していれば2位になる可能性もあった。
その山の頂上は確かに近づいている。しかし、メジャー制覇という大目標に達しない限り、駆け上がってきた道のりを振り返ることもなさそうだ。
松山はマクガートと別れて今大会に臨む前、こうつぶやいて再びウェッジを握った。
「自分を(世界)4位だと思っていたら、誰かに聞かないです」
輝かしいポジションに安穏としているわけではない。「金字塔」と騒ぎ立てる周囲と、動じぬ本人との間にある温度差が逞しくもある。
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