言葉の意味は分からないが、とにかく勢いだけはある！

　ちなみに大家によれば、保持しているこの「インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級」のベルトは、団体のスローガンである「プロレスをメジャースポーツに」を実現するために必要なものなのだそう。すなわち「インディーでメジャー！」である。

　言葉の意味はよく分からない。

　しかしとにかく勢いだけはある。

　大家健には、いつも何かよく分からないまま納得させられ、満足させられている気がする。

DDT・ユニオン出身の石川が老舗団体を制圧!?

　取材を終えて会場を出たところで、全日本プロレスのリーグ戦「チャンピオン・カーニバル」福岡大会の結果を知った。

　優勝は石川修司。

　初出場・初優勝だ。

　ジャイアント馬場やジャンボ鶴田、スタン・ハンセンといった歴代優勝者の中に名を連ねることになった石川はフリーのレスラー。DDTに入門し、長くユニオンに所属、団体解散にともなってフリーとなった。

　石川が老舗団体・全日本の由緒あるリーグ戦で優勝した。その快挙から、ゴールデンウィークの闘いが線で結ばれるような思いになった。

　石川と大家はユニオンの仲間だった。大家がガンプロを作ってからは対抗戦でぶつかったこともある。そのユニオンの最終興行で、ユニオンMAX王座をかけて石川と闘ったのがイサミだ。

　同王座はBASARAに受け継がれ、4.29後楽園でもトランザム★リュウイチvs.中津良太のタイトル戦が行なわれている。

　後楽園でイサミを下した岡林が所属する大日本プロレスは、石川の主戦場の1つ。岡林と石川も何度となく名勝負を繰り広げている。

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