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新生K-1が“代々木第二を卒業マッチ”。
武尊が大爆発して、次はさいたまSAだ! 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byTakao Masaki

posted2017/04/25 08:00

新生K-1が“代々木第二を卒業マッチ”。武尊が大爆発して、次はさいたまSAだ!<Number Web> photograph by Takao Masaki

魔裟斗から「自分の時よりも武尊は今のK-1を背負っている」というコメントをもらった武尊。次はこのレジェンド越えに挑む!

武尊「今日は特にKOしたかった」

 技術と気迫が連動している。

 しかも、それが誰の目にも伝わりやすい形で表れる。

 常々「スーパースターになりたい」と言い、実際にこれまでの格闘技ファンとは違う層を惹きつける男の非凡さは、そういうところにもあるのだ。

「いつも判定にする気はないんですけど、今日は特にKOしたかった」とも武尊は言った。

 新生K-1が旗揚げ戦から使用してきた代々木第二体育館だが、東京オリンピックに向けて改修工事に入るため、今回でひとまずの“卒業”となる。憧れだったK-1のベルトを巻いた「思い入れのある会場」に別れを告げるには、やはりKO勝利が欠かせなかったのだ。

12大会すべて超満員。会場選びのこだわりとは?

 K-1、Krush、KHAOSと3イベントの運営を統括する宮田充プロデューサーにとっても“代々木卒業”は感慨深いものだった。

「おかげさまで、新生K-1の代々木での12大会、すべて超満員になりました。最初、Krushで使わせてもらったときは大雪でしたけどね」

 2013年1月、宮田はKrushプロデューサーとして初めて後楽園ホールを飛び出し、代々木第二に進出した。ところが当日は大雪に見舞われてしまう。チケットは売れていたものの来場できないファンも多く、来場者数を発表する際に「超満員」という言葉を使えなかった。

 新生K-1をスタートさせるときも、いくつか会場候補があった中で宮田が考えたのは「まず、代々木第二をパンパンにしたい」ということだった。

 その目標は、充分すぎるほどに達成されたと言っていい。

 何しろ、前売りでチケットが完売し、当日券が販売されないことも多いのだ。

 6月18日の大会からは、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナでの開催に。来年3月21日には同会場のメインアリーナで大会を行なうことが決まっている。

「代々木第二の収容人数が3500~4000人として、コミュニティアリーナのキャパは1.5倍かそれ以上。代々木のお客様がそのままスライドして来てくださるとも考えていません。演出にしても試合順にしても、会場に合う形で新生K-1らしさを出していくにはどうすればいいか。本当にゼロからの挑戦ですよ」(宮田)

【次ページ】 魔裟斗も武尊も、代々木第二でスターになった。

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