新井「自分を押しのけるくらいの選手を」

　今季も4番で打線を引っ張る40歳の新井も同じような思いが胸にある。

「自分を押しのけるくらいの選手に出てきてもらいたい。いつまでも自分がスタメンを張っているようではダメ」

　新井も、純粋にチームの発展を願っているのだ。

　石原と會澤の2人の争い、そして共闘は今季も続く。「毎年勝負、勝負と言ってきた。いくら言葉でも言っても一緒。結果で示すしかない」と會澤。その會澤も29歳となった。そろそろ、石原の壁を乗り越えなければいけない。

　正捕手2人の存在が、強力な扇の要となり今季も広島が旋風を起こす。