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FIFAマスターで学ぶ大滝麻未の野望。
「女子サッカーをやり直したい」
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byAFLO
posted2017/02/27 07:00
2012年にはUEFA女子チャンピオンズリーグの優勝も経験した大滝麻未さん。異色のキャリアはどんなドアに繋がっているのだろうか。
2023年の女子ワールドカップ招致の夢。
2020年東京五輪後の2023年に、女子ワールドカップを日本に招致できれば、そしてそのシーンに携わることができれば、という思いは消えていない。
「2023年っていったら6年後ですよね。あっという間のようで、まだ少し時間がある。その頃には日本にいて、日本の女子サッカーに関わっていたい。日本の女子サッカーが好きだし、どうにかしたいと思うんですよね」
実は今回の取材前は、元なでしこのエリートへのチャレンジというような内容を想定していた。FIFAマスターで学び、日本サッカー界の主要ポストを目指す意欲などがあるのではと想像していたが、大滝さんの中ではより自分のルーツである女子サッカーへの思いが強くなっていた。
サッカー界の未来のエリートが集うFIFAマスターで学び、シンプルに自分が好きなものを再確認したようだった。稀有なチャレンジを続け、経験を増やしていく彼女が、女子サッカー、特に日本の女子サッカーにどんな風を吹かせてくれるのか。楽しみにしたいと思う。