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最多エラーにエース岸孝之の移籍。
西武が守備面を立て直す方策は?
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byKyodo News
posted2017/01/03 07:00
将来的にはメジャーも視野に入れているはずの菊池。だがその前に……西武ライオンズの優勝という夢があるはずだ。
改革の柱が、投手陣と守備力の強化なのは一目瞭然。
最近のライオンズは、従来の長打力に加え、次の塁を果敢にねらい、粘り強く1点を取りにいく“ライオンズらしい”緻密な野球も復活の兆しを見せている。
それだけに、投手陣と守備力の強化が必須であることは一目瞭然だろう。
西武プリンスドームの観客動員数も年々増加しており、2016年には9月23日に球団史上最速のスピードで主催試合で150万人を突破した。
順風満帆に見えるが、これは地元に根ざし、地域との交流を重ねてきた地道な営業努力のたまものだ。人気選手の度重なる流出や、Bクラスに低迷する成績が続けば、いずれはファンに見放される恐れもある。
新しいライオンズは果たしてファンの心をしっかりと「つかみ獲る」ことができるのか。西武球団の本気の改革を見たい。