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畠山健介「W杯で勝てるなら……」
フィジー戦の戦略意図を解説する。
text by
畠山健介Kensuke Hatakeyama
photograph byAki Nagao
posted2016/12/08 11:00
フィジーのオープンプレーでの迫力に押されてしまったジョセフ・ジャパン。試行錯誤だとすれば、実りがあったことを期待する他ない。
W杯まではすべて負けても構わないけれど……。
フィジー相手にはどうすればよかったのか――。試合後、自分に問い続けた。僕は、極端な話になるが、W杯で勝てるのであれば、それまですべての試合に負けて構わないと思っている。だからと言って、目の前の試合に負けていいわけがないし、負けるつもりで戦うわけがない。
最善を尽くす――。それでも勝てなかった時、反省し、次に繋がるよう負けた経験を活かし、次の試合に向けて切り替える、ということだ。最良の結果が、W杯で出るように。
最善とは何か? 誰にとって最善であるべきなのか? 「最良」のための「最善」とは険しい道のりだ。僕はそれをエディー・ジャパンの4年間で学んだ。
ジェイミー・ジャパンの初シリーズは1勝3敗。これで2016年のラグビー日本代表の全日程を終えた。
最善とは? 最良とは? 僕らは問い続け、走り続ける。
日本の、世界のラグビーファンだけでなく、ラグビーを未だ見たことがない人に、ラグビーの素晴しさを知ってもらうために、最善を尽くし、最良を積み重ねる。
2019年を最高のW杯にするために。
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