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棚橋弘至は1・4で何をたくらむ?
不気味な沈黙を続けるエースの心中。 

text by

原悦生

原悦生Essei Hara

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photograph byEssei Hara

posted2016/12/01 11:30

棚橋弘至は1・4で何をたくらむ?不気味な沈黙を続けるエースの心中。<Number Web> photograph by Essei Hara

11月5日の「パワー・ストラグル」(大阪府立体育会館)の試合後。床に倒れ込んだ棚橋。

静かすぎて……不気味ささえ感じるほど。

 1・4東京ドームのキャンペーンにしては、歯切れが悪いようにみえる。カムバックが遅れて、焦りを感じているはずの棚橋が、真逆に驚くほど静かなのだ。

 静かすぎて、静かすぎて、不気味ささえ感じる。

 価値観の違いはあるが、棚橋がIWGPヘビー級ならいざ知らず、新日本プロレスのセカンド・タイトルであるインターコンチネンタル王座戦で燃え尽きることはないだろうが、理不尽要求と、その撤回にも等しい保留は、もし、内藤に勝てなかったら、「もう次はない」ということなのか?

 どちらにしても棚橋弘至はその決意を1・4東京ドームのリングで示すことになる。

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