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法大体育会施設はJトップクラブ以上。
大学スポーツが持つ潜在能力とは。 

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並木裕太

並木裕太Yuta Namiki

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photograph byTsukuru Asada

posted2016/10/27 16:30

法大体育会施設はJトップクラブ以上。大学スポーツが持つ潜在能力とは。<Number Web> photograph by Tsukuru Asada

都市開発が進む武蔵小杉駅から徒歩圏内。法大川崎総合グラウンドはプロでもそうそうお目にかかれない絶好の立地条件にある。

プロと大学の共用が生んだ、幸せな関係性。

 さらに注目すべきは、トップ50のうち6つのスタジアムが、プロと大学の共用であるという事実です。たとえば48位のリンカーンフィナンシャルフィールド(69,176人収容)は、NFLフィラデルフィア・イーグルスとテンプル大学アメフト部の共用スタジアムです。以前、このスタジアムでイーグルスの試合を観戦したことがありますが、スタンドがフィールドを包み込むように設計されており、その音響と熱気がすさまじい盛り上がりを演出していたのを記憶しています。ここで試合を行うことのできる大学生のアスリートたちは幸せだろうと心から思います。

 10月15日、埼玉スタジアムで開催されたルヴァン杯の決勝戦を観戦しました。浦和レッズとガンバ大阪という人気クラブの対戦に、サッカー専用スタジアムが5万人の観衆で沸き上がる光景は素晴らしいものでした。今後、こうした空気の中で試合ができるJリーグクラブが増えていくことを願ってやみません。そして、その新たな可能性を切り拓くのは「大学」なのかもしれない。日本のスポーツの未来を明るくするためにも、資金力も含めたそのポテンシャルに目を向け、アメリカを参考としたプロと大学の関係性をこれからも検証していきたいと思います。

(構成:日比野恭三)

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