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ピケが代表を去り、クエジャールが激怒。
スペインメディアに選手からの反撃。
text by
横井伸幸Nobuyuki Yokoi
photograph byAFLO
posted2016/10/16 07:00
10月9日のW杯予選アルバニア対スペイン戦。ピケは白のインナーの上に、袖をカットしたユニフォームを着用した。
潔白を証明したその場で、代表引退を発表。
協会に勧められたとおり番記者を集めたピケは、袖が長いままのセルヒオ・ラモスのユニフォームを示して自らの潔白を証明した。が、それだけに留まらず、誰にとっても寝耳に水の代表引退を口にした。
「ロシアW杯で辞める。よく考えた末のことで、今日決めたわけじゃない。ただ、今日のようなことはこれまで何度もあった」
ピケを正しく評価する正しきジャーナリストたちは、スペインの世界制覇と欧州制覇に大いに貢献した代表史上有数のCBをここまで追い込んだゴミジャーナリズムを一斉に糾弾している。中にはこれまでの我慢を称え、「もっと早く辞めるべきだった」とした者もいる。
ちなみに前述のテレビ番組やコンテンツ・ディレクターやマルカは、くだんの引退宣言とピケを擁護する協会が発した長袖ユニフォームの写真付きリリースを受けて、関連ツイートを消去した。ASはそのまま残しているが、当該ツイートにあったリンク先の記事をピケに非がないものに差し替え、編集長名でピケに謝罪している。