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ドーピング、国際陸連はお咎めなし。
暴走ロシアを放置、隠蔽した責任は? 

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及川彩子

及川彩子Ayako Oikawa

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posted2016/07/07 17:00

ドーピング、国際陸連はお咎めなし。暴走ロシアを放置、隠蔽した責任は?<Number Web> photograph by AFLO

ロシアの、いや世界陸上界のスター、エレーナ・イシンバエワ。彼女が提訴したスポーツ仲裁裁判所の判断やいかに。

初犯が4年、2回目が資格停止の処罰は軽い?

 リオ五輪を前に、連日ドーピング関連のニュースが堰を切ったように流れてきて、辟易としている人は多いだろう。残念だがドーピングはなくならないし、クリーンなスポーツの実現は不可能と言ってもいいだろう。

 現在、国際陸連はドーピング使用の違反者に対して初犯は4年、2回目は永久資格停止という処分を下しているが、この年数では抑止力がない。一概には言えないが、悪質なケースは関わったコーチやトレーナーなども含めて初犯で永久資格停止、これまでの記録や成績はすべて抹消、メダルもすべて剥奪というような、より厳しい処分を科してもいいのではないだろうか。

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