石原夜叉坊の名言
格闘技をやっているのは女の子にモテたいから。この世界は強さを追い求める人ばかりだと思うけど、僕には理解できない。
石原夜叉坊(格闘技)
2016/06/18
高校時代は甲子園を目指すいがぐり坊主の野球少年。しかし、高3の夏休み、地元の先輩に人数が足りないからという理由で、無理矢理出場させられた地下格闘技の試合で運命が変わった。「もんもんを背負った街のヤンキーしか出ていないような大会だったけど、観客の女の子からミクシィのメッセージが届くようになったんですよ。こんな坊主でもモテるのかとめっちゃ遊ぶようになりました」。地下格闘技での戦績は8戦8勝。「もっとモテる舞台に上がりたい」とプロに転向し、ついには世界最高峰・UFCのリングにまでたどり着いた。「少なくとも僕は格闘技をスポーツとしては捉えていない。僕は日本中のブサイクを代表して、こんな顔でもモテることを証明したい。顔じゃないんですよ。雰囲気や色気や接し方でナンボでもいけます」。夜叉坊は非モテ男の希望を一身に背負って、世界で戦っているのだ。
Number902号(2016/05/19)