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ドローでもUFCを動かした夜叉坊と廣田による死闘。~「勝った方が本契約」という土壇場の奇跡~
text by

布施鋼治Koji Fuse
photograph bySusumu Nagao
posted2015/10/18 08:00
序盤から攻めた夜叉坊(左)。'11年にプロ総合格闘家デビューし、ついにUFCに辿り着いた。
「前歯が折れたけど、それでもドローですかね」
1対1のドローという裁定が下された直後、オクタゴンの中でインタビューを受けた石原“夜叉坊”暉仁(てると)は焦りの色を浮かべながらそう答えた。その直前にマイクを向けられた廣田瑞人も「う~ん、なんだよ」と答えるのが精一杯だった。
『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015』(9月27日・埼玉)で組まれた廣田対夜叉坊は痛み分けに終わった。ふたりはテレビ東京で放送された日本初の格闘技系リアリティ番組『ROAD TO UFC:JAPAN』で企画されたトーナメントで勝ち上がり、UFCとの本契約をかけて拳を交わした。
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