井村雅代の名言
ロシアに真似されて光栄です。
井村雅代(シンクロナイズドスイミング)
シドニー五輪に向けて、日本はチーム・テクニカルルーティンで“空手”をテーマにプログラムを組んでいた。2000年4月の五輪予選で初披露、銀メダルを獲得したが、その2カ月後の欧州選手権で、ロシアはデュエット・フリールーティンで、同じく空手の動きを取り入れた演技を行う。さらに漢字で“空手”と描かれたコスチュームを用意する念の入れようであった。一種の挑発行為とも考えられるが、ヘッドコーチの井村は余裕の笑みを浮かべてロシアを受け流した。本番ではデュエット、団体ともにロシアが金メダル、日本が銀メダル。結果的にはロシアに軍配が上がったが、世界一のロシアが日本を強く意識していたことは記憶に留めておくべきだろう。
Number505号(2000/09/07)
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