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青木宣親「普通にやれば数字は残る」
昨年は死球で逃した3割200本安打へ。 

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ナガオ勝司

ナガオ勝司Katsushi Nagao

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posted2016/03/20 10:40

青木宣親「普通にやれば数字は残る」昨年は死球で逃した3割200本安打へ。<Number Web> photograph by AFLO

マリナーズがメジャーで4チームめとなる青木宣親。アメリカでは一度も達成していない打率3割に今年こそ手が届きそうだ。

“昔から知っている”打撃コーチに冗談も。

 言うまでもなく、マリナーズはマック鈴木にはじまり、佐々木主浩、長谷川滋利など、日本人メジャーリーガーが数多く、プレーしてきた。だが、青木にとってのマリナーズとはやはり、イチローである。

「いつか、マリナーズでやりたかったよね」

 そこで青木が含み笑いをする。とても楽しそうに。

「打撃コーチのエドガー(・マルティネス)に『昔、テレビで見てたよ』って言ったら、『今度は俺がお前を見る番だ』なんて言われたりして」

 マルティネス打撃コーチはメジャー歴18年。指名打者として通算309本塁打、1261打点、オールスターにも7度選出され、本拠地セーフィコ・フィールドには“マルティネス通り”まで存在するマリナーズの名選手である。イチローのデビュー年にも球界を代表する指名打者として活躍しており、青木にとっては“見慣れた存在”だ。

青木の囲み取材に仲良しの岩隈が乱入!?

 岩隈久志の存在も大きい。青木はこれまでにも遠征でシアトルを訪れた時には、岩隈と食事をしたりして旧交を温めてきたが、チームメイトになって親密度は以前より増しているようだ。

 たとえば初戦ということで2打席のみの出場と決まっていた初めてのオープン戦前日の3月1日、青木の囲み取材に岩隈がこっそり乱入。途中で気がついた青木は「わはははは!」と笑い出し、そこにすかさず岩隈が突っ込みを入れる。

「明日はフル出場ですけど、意気込みは?」と岩隈。

「いきなり、そんなわけないでしょ!」と青木。

 お互いに力を認め合った者同士の“絆”は固い。

 新天地・マリナーズでの青木は静かに、しかし、虎視眈々と開幕に向けてのカウントダウンをしている。
 

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青木宣親
シアトル・マリナーズ

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