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DEEP15周年大会で12年ぶりに激突!
桜井対岡見、“オーバー40”の再挑戦。 

text by

橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2016/01/20 10:40

DEEP15周年大会で12年ぶりに激突!桜井対岡見、“オーバー40”の再挑戦。<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

左から和田、岡見、ミノワマン、事務局代表の佐伯繁氏、白井、桜井、大塚。ベテランの“凄み”が溢れる記者会見となった。

復活のミノワマンに立ちはだかる元王者の壁。

 この大会で久々のDEEP登場を果たすミノワマンも、やはり連敗中。生き残りをかけての闘いになる。

 対戦相手は、これがラストマッチとなる元DEEPウェルター級王者の白井祐矢。試合はウェルター級で行なわれる。

 これまで、主に無差別級でヘビーウェイトの選手に挑んできたミノワマンだが「変化」を求め、「新しいものが生まれるんじゃないか」という意識でキャリア最軽量のウェルター級に臨む。しかし隙のない試合運びで知られる白井と階級制の試合を行なうことは、その実力を厳しく査定されるということでもある。

 豪華カード、異色カード、大物参戦。その裏側には「もし次も負けたら――」という恐怖との闘いもあるはずだ。

 岡見34歳、桜井44歳、ミノワマンは40歳。すでに充分すぎるほどのキャリアを持つ彼らも、新しい挑戦をしなくては生き残っていけないし、恐怖は振り払えない。踏みとどまるだけでなく、前へ進もうとすること、変化を恐れないことこそ、ベテランの存在証明なのだ。

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