スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
年末年始のスポーツイベントを
心ゆくまで楽しむ高性能4Kテレビ。
posted2015/12/16 10:00
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph by
Sony
年末年始のスポーツイベントがメジロ押し! そこでそれらを優雅に鑑賞しようと、画像が美しいテレビを物色するふたり。今、巷で話題の高性能な4Kテレビは、スポーツ観戦にぴったりなのか!?
奥山 今年も早いもので、もう年の瀬です。年末年始はどうするんですか? もちろん石垣島に帰るんですよね!?
高 あ゛あ~!? 以前は誰かさんのせいで飛行機チケットが取れなくて、泣く泣くひとりで、東京で年末年始を過ごすハメになったっけ。今年は早めに帰るもんね。
奥山 そうそう(苦笑)、仕方ないから正月の箱根駅伝を生で観戦するべく、高性能なカメラを新調したんでしたっけ!? ※2012/11/27「ミラーレス一眼カメラなら、スポーツの決定的シーンを素人でもキレイに撮れる!?」参照。
高 で、石垣島でのんびりさせてもらうよ。
奥山 冬でも暖かいんでしょうね。白保の海岸でオリオンビール呑んで、心も身体もリラックスしてください。
高 いや、冬は季節風が吹くんで、意外と肌寒いんだよ。冬はどこの家も炬燵やストーブを出すんだぜ。東京の人は知らないだろうけど……。ま、俺はフリース着て、部屋でテレビでも見るよ。ほら、年忘れの天皇杯から元日の決勝、それに箱根駅伝とか、年末年始はスポーツイベントがメジロ押しだからさ。
奥山 それに五郎丸人気でブーム再燃のラグビーも、学生&トップリーグの決勝が続きますからね。
高 そこで、現状のちっちゃなブラウン管テレビじゃあ臨場感が無いので、そろそろデカくて美しいテレビに買い替えようかと思ってるんだ。
奥山 未だにブラウン管? 相変わらず“昭和のライフスタイル”を引きずっているんですね(泣)。では、4Kしかないでしょ!
高 実を言うと……。恥ずかしながら、俺ったら4Kって、よくわからないんだよね……。何がいいの? どこが凄いの?
奥山 脳ミソが真空管な昭和オヤジの高さんが、最新の高性能機器を理解できないのは知ってます。では、簡単に4Kについて説明しましょうか。
“見え過ぎて困る”くらいに鮮明、かつ美しい4Kの映像。
奥山 薄型テレビの液晶パネルの情報量を表す解像度は、一般的なフルHDで1920×1080ドットなんですけどね……。
高 ちょっと待って! もう解らなくなっちゃった。
奥山 (呆然自失)既にこれがわからない? え~とですね、今までの「おっ、キレイだな」というテレビの液晶画面には、1920×1080個のドットがあって、それで映像や画像が映し出されるんですよ。そのドットが多ければ多いほど、映し出される“絵”が緻密になるってワケ。で、4Kの場合、3840×2160と4倍になっているんです。
高 なるほど、ザッと粗く描いた絵より、細かいトコロまで丁寧に描いた絵の方が美しいもんな。
奥山 ま、そういう理解で概ねいいでしょう。ちなみにその3840×2160の数を「画素数」と言って、4Kは約829万画素になります。ここまで画素数が多いと画面が大きくできるし、映像や画像も美しくなるんですよ。
高 なるほど。だから、今までは黒くつぶれていた夜のシーンとかが、くっきりと見えるんだな。
奥山 おっ、解ってるじゃないスか!
高 でもサ、あまりに良く見え過ぎちゃうため、ドラマのセットでは壁の継ぎ目が露呈したり、女優さんのファンデーションまで見えちゃうといった思わぬ弊害があるらしいじゃん!?
奥山 う~む、そういう話は耳にしますが……。まぁ、スポーツ観戦においては、選手の汗や動き、スタジアムの臨場感をリアルに感じることはできるでしょうね。
高 でもサ、スタジアムの観客ひとりひとりまでくっきりと映し出すもんだから、プレーに集中できなくならない? 例えば、東京ドームのナイターを見ている時、内野席を歩いている可愛いビール売り子が気になって、劇的な逆転ホームランを見逃しちゃうとか???
奥山 それはそれで楽しいじゃないスか。