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<登山の宿泊、どうしてる?> 山小屋テントあるある鼎談 ~鈴木みき×小林千穂×ジュン・オソン~
posted2015/08/25 10:30
text by
吉川明子Akiko Yoshikawa
photograph by
Tadashi Shirasawa
あるある話を大披露。それぞれのメリットやデメリット、
失敗談から恋愛話まで。さらに愛用しているテントや
おすすめの山小屋など情報満載です。
好評発売中の雑誌Number Do 『わたしのホーム・マウンテン』より、
登山での宿泊よもやま話を一部公開します!
――みなさんはプライベートではテントと山小屋、どちらをよく利用されますか?
鈴木 まず「値段が違う」という根本的な違いがあります! 山小屋は食事付きで1万円近くするけど、テントは1000円くらい。だから取材や仕事なら山小屋に泊まらせてもらうけど、自腹だとテントかな(笑)。
小林 山や行く時期、メンバーによって使い分けるかな。山小屋だと山小屋のある場所にしか行けないし、冬は営業していないところもあるので、テントの方が登山の選択肢が多くなる。プライベートではテント泊が圧倒的に多いけど、あまり1人では行かないな。
テント泊は1人で? それとも仲間と一緒に?
ジュン 僕もテント。山小屋だと眠れないんです。奥さんと一緒でも、テントは基本的に別々。2月に男友達3人で硫黄岳に行ったんですけど、この時初めて奥さん以外の人と同じテントで寝ました。でも気心が知れたメンバーだったので、合宿みたいで楽しかった!
小林 奥さんとでも別々のテントなんだ!
ジュン テントで人と一緒だと、本を読みたくても電気をつけられないとか、寝返りで起こしちゃうかなとか、いろいろ考えちゃってすごく緊張しちゃうんです。
鈴木 私は誰かが大きいテントを持っていたら、積極的に一緒に寝る派ですね。でも、プライベートでは1人で山に行くことが多いので、基本的に1人テント泊なんですけど。
小林 テントで友達と一緒に泊まるのって、すごく特別な時間。ご飯を作って、夜ずっと喋っているうちに友達との絆が深まるのは、狭いスペースで一緒に過ごすからだと思うんです。山小屋では味わえない、濃密な時間を持てるのがテントの良さかな。
――テントでも山小屋でも、ちゃんと寝られるかどうかは気になるところですよね?
ジュン どこでも寝られる人は強いです。
鈴木 私は山小屋もテントもあまり寝られないかも。緊張しているのかな?
小林 私はどこでも爆睡できる!
ジュン・鈴木 羨ましい!