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トゥヘル新監督下のドルトムント。
香川真司、ユーベとの練習試合後に。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph bySports Graphic Number
posted2015/08/05 10:00
「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。
トゥヘル新監督体制下のスタートに向けて。
――前半の戦いをベンチからどのように見ていましたか?
「ユーベらしいなと。守って、カウンターを狙うみたいな。ただ、プレシーズンだったので、甘さもあったから。ただ、その中でチャンスも作れていたと思いますし。そのなかでの先制点は妥当かなと思います」
――今日の前半の戦いぶりを見ていると、相手が引いてきたときの遅攻がかなり良い形で出来ているように見えましたが……。
「攻撃でも積極的に、ミスを恐れずに、プレー出来ているから。新たな監督の下で良いスタートを切るために、みんなが今は積極的に取り組めているんじゃないかなと思います」
――ハーフタイムのウォーミングアップが終わったあとに、トゥヘル監督から戦術ボードを見せられながら、細かく指示を受けていましたが、どういった内容だったのですか?
「どんどん前を向いて、ギリギリまでボールを運んで……。例えば、(味方と相手の守備の人数比が)2対1だったり、3対2の状況になったときにギリギリまでボールを持っていて、最後にシュートかパスを選択しろと。ボールを持ち運ぶことを望んでいるというか『前を向けたら、運んでいけ』と監督からよく言われているし。そういうのは意識してやっていきたいなと思います」
――そういったプレーは今日の試合でどれくらい出来ましたか?
「なかなか……。後半の最初は試合に入りにくかった。スペースがありすぎて、相手もペナ(ペナルティエリア)まで引いてしまうから。サイドは余裕で持たせてくれるけど、持ち運べるけど、最終的に中は堅いかなという感じはしました。そこをどう崩すのか。後半に出た選手はみんな点を獲りに行きたかったというのもあって積極的に、ある意味でポジションを問わずにやっていた面はあったし、みんなシュートまで行けていたので。そこで3点目、4点目を獲りたかったですけどね」
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