月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
プチ鹿島が眺める6月の新聞世相。
野球界は独立リーグを中心に回る!?
posted2015/06/21 11:00
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph by
Kyodo News
先月からスタートした「月刊スポーツ新聞時評」。5月は「キヨシとフランシスコ」が主役だった。
しかし勝負の世界は非情だ。中畑清の横浜は後述するとして、まず巨人のフランシスコ。二軍に降格したまま音沙汰なし。その巨人の外国人選手で入れ替わるように今月スポーツ紙で話題となったのはマイコラスだった。というのもこのマイコラス、奥さんがすっごい美人なのだ。
5月28日の西武戦で初勝利をあげるとサンケイスポーツは翌日の一面でスタンドで応援する妻の写真を大きく掲載。するとその数日後、
「仰天オファー 巨人助っ投美人妻デビュー 芸能界動く!!」(サンスポ・6月2日)
という事態に。
紙面を見て、芸能界で外国人選手獲得に定評のある稲川素子事務所が興味を示したのだ。「バラエティー番組の再現ドラマに出演させたい」という社長の青写真も紹介。稲川社長、手堅い起用法。
これにマイコラスも発奮したのか、6月4日に来日2勝目・初完封を飾る。しかしオヤジジャーナルはすでに妻に夢中。
「思わぬ折衷案浮上 マイコ超美人妻 巨人チア入団!?」(東スポ・6月6日)
東スポの「巨人のチア入り案」ってほんとに折衷案?
芸能事務所からの問い合わせや、テレビ各局からの取材・出演依頼が殺到している状況に戸惑っているという巨人。《頭を悩ます球団内からは「チームヴィーナス(巨人のチアリーダーグループ)に入ってもらえば安心だ」という“折衷案”も浮上した》と東スポは報じる。それは本当に折衷案なのか。
来日時に「彼女は僕よりも有名になるかも」と危惧していたというマイコラス。5月はフランシスコのデビューに振りまわされた巨人だが、6月はマイコラス妻のデビューに振りまわされた!