オリンピックへの道BACK NUMBER
野球に空手、ボウリング、綱引き……。
東京五輪で新採用される競技はどれ!?
posted2015/05/31 10:00
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
Naoya Sanuki
千載一遇のチャンス到来に、多くの競技団体が名乗りをあげている。
2020年の東京五輪での採用を目指す、非オリンピック種目の団体だ。
発端は、夏のオリンピックで定められていた「28競技」という上限が撤廃されたことだ。その上で、選手数を1万500人以内、310種目を上限とし、開催都市が実施競技・種目の追加を提案できるようになった。つまり、東京五輪では、新たに採用される競技が出ることが濃厚となったのだ。
すると、手をあげる競技団体が数多く現れた。どうしても、オリンピック種目であるのとそうでないのとでは、競技の認知、普及などで大きな違いがある。そこで、さまざまな競技団体が、採用を目指して動いてきた。
ペロータ、コーフボール……コレってナニ!?
ではどのように、競技・種目は絞り込まれていくのだろうか。
日程はこのようになっている。
6月8日、応募書類提出期限
6月22日、1次選考を通過した国際競技団体を発表
7月22日、質問事項提出期限
8月初旬、ヒアリング
9月30日、国際オリンピック委員会(IOC)への提案種目提出期限
こうした流れを経て、2016年8月、IOC総会で正式に決まる。
立候補できる競技は、IOCが承認する競技団体に限られる(冬季競技は除外される)。そのすべて、計33団体に応募書類が送付されたが、どのような競技があるのか。
水中スポーツ、ブールスポーツ、滑空、自動車、チェス、オートバイ、ポロ、ペロータ、ローラースポーツ、クリケット、アメリカンフットボール、フロアボール、相撲、スポーツクライミング、コーフボール、ライフセービング、ネットボール、オリエンテーリング、ラケットボール、サーフィン、武術、水上スキー、綱引き、山岳、ジェットスキー、ボウリング、ブリッジ、野球・ソフトボール、ビリヤード、ダンススポーツ、フライングディスク、空手、スカッシュ。
おそらくは、知らない競技も多数あるのではないか。