メルマガNumberダイジェストBACK NUMBER
視察に訪れたハリルホジッチ監督が、
大迫勇也にかけた激励の言葉とは?
posted2015/05/11 16:30
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
【1】~ブンデスリーガ第31節/ヴォルフスブルクvs.ハノーファー~
清武弘嗣「決定機を決めないと、意味がないっす」
【2】~ブンデスリーガ第31節/ヴォルフスブルクvs.ハノーファー~
酒井宏樹「どうあがいてもあと3試合、頑張っていきたい」
【3】~ブンデスリーガ第31節/マインツvs.ハンブルガーSV~
岡崎慎司が感じた、強引にでも前に向いてプレーする必要性。
【4】~5月7日、ケルンの練習場にて大迫勇也に聞く――~
「ハリルホジッチ監督からは『やっぱり、点を獲れ』と」。
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
【4】~5月7日、ケルンの練習場にて大迫勇也に聞く――~
「ハリルホジッチ監督からは『やっぱり、点を獲れ』と」。
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
5月7日、ケルンの練習場を訪れた。先週のアウグスブルク戦で勝ち点1をつかみ、残留をほぼ確実にしたケルンはこの日はリラックスムードのなかで練習を行なった。ただ、練習後に取材に応じた大迫は、残りの試合に向けて静かに闘志を燃やしているようだった。
○ ● ○
――今日は軽めのメニューだったのですか?
「試合の3日前はいつも軽いね」
――残留も確定的になり、一息ついたところですか?
「うん、そうだけどね。でも、大事でしょう、あとの残り3試合が」
――それはどういう意味で?
「今後のためにも。個人的にも、チーム的にもね」
――先週のアウグスブルク戦をはじめ、これまでは残留を目標とするチームのために守備に守備などのタスクを多く担うことがよくありましたよね
「そうだね。前に少しは残れる時間が増えてくると思うので。ずっと守備ばっかりだったから。でも、最近はホームでは比較的、前から行けるので。そこはいいけど、アウェーのときにけっこう厳しい戦いになるからね」
――アウグスブルク戦では途中から守備を固めた5-4-1の1トップで、攻撃では孤立して、守備では前線で相手を追い回す状況が続いていましたが……
「5-4-1だったからね。(相手のパス回しに)振られて、振られて……振られっぱなしな感じだったからね。でも、ホームでは縦にボールがよく入ってくるから、ボールを触る回数も増えてくるから、これを続けていければいいかなと」
――アウグスブルク戦ではチームが極端に守備的な戦いをしたとはいえ、シュートを打てませんでしたよね。
「うん、ミドルシュートを打っていかないといけないよね、もっと。まぁ、ああなると、やっぱり、もっと(DFラインの)裏を狙うしかないから。高い位置をとって……。中途半端な位置にい過ぎたのかなと思う部分もある。もうちょっと裏を狙ったら、相手も嫌だったかなとは思う」
――最初は2トップの一角としてスタートして、最後は1トップになりました。1トップの位置に入った時こそ、そういう動きが必要だったと?
「ただ、相手のセンターバックにボールを持たれている間に、(相手のパスの動きに合わせて守備をするために)ずーーっと振られていたからね。(味方が)ボールを奪った時に、力が残っていなかったから」