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指揮官の大事な資質は「朝令暮改」!?
小久保監督の中田4番固定を考える。
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byHideki Sugiyama
posted2015/03/13 10:50
2014年は打点王を獲得し、長打力に勝負強さも加わってきた中田翔。侍ジャパンでもその力を発揮することができるか。
中田「自分はまだ4番とは思っていない」
ただ打てばいいというものではない。社会人として野球人としてチームメイトやファンからリスペクトを受ける振る舞いも求められる。私生活を含めてそういう自覚を持って野球に取り組んで欲しい。いまは中田にそういう自覚を植えつけるために「4番は不動」と口を酸っぱく語り続けているのだろう。
その思いに中田がどう答えるのか。
「不甲斐ない結果しか出せていないし、自分はまだ4番とは思っていない。(秋には)4番らしくなったと言ってもらえるように、この1年、しっかりやっていきたいと思う」
日の丸の4番を背負うために、中田にとっては正念場のシーズンとなるはずである。