白鵬の名言
日本じゅうの人々が苦しんでいる時に相撲を取っていていいのか、と……。奇しくも3月11日は私の誕生日で、その思いは、やっぱりほかの人と違うんです。運命的なものを感じてしまった。
白鵬(相撲)
白鵬は、2007年7月に第69代横綱として土俵に上がって以降、「引退を考えたことが2度ある」と初めて告白。その2度目は、2011年。八百長問題が発覚し、3月の大阪場所が中止されるやいなや、未曾有の大震災が日本列島を襲う。混乱のなか、相撲界では5月場所を異例の「技量審査場所」とし、7月の名古屋場所開催も危ぶまれた。この当時、同胞の朝青龍が前年に不祥事で引退しており、白鵬はただひとりの横綱として相撲界を支え、牽引していた。「いつ場所が開催されるかもわからないなかで、目標のないままに稽古する。土俵に上がるのがつらいのは初めてでした。でも、そこで改めて、綱の重みを感じた。こういう大変な時こそ、横綱の存在が必要。そして横綱は、こんな危機をも再び頑張る原動力としなければいけないんだ、と。その裏には土俵に上がることができる“感謝”の思いがあるんです」
Number868号(2014/12/24)
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