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高橋大輔と浅田真央、「特別な時間」。
初共演で再認識した2人の“大きさ”。
posted2015/01/03 10:50
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph by
AFLO
それは、特別な時間だった。
2014年12月21日、新横浜スケートセンター。「クリスマスオンアイス」の昼の公演を観た。
今公演に出演するクリス・ハートが歌う『まもりたい』とともに、スケーターたちが登場する。
2014年の全日本ノービス選手権ノービスAで優勝した三宅星南に始まり、ブライアン・ジュベール、ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ、織田信成、クリストファー・ベルントソン、デニス・テン、鈴木明子、イリヤ・クーリック、チン・パン&ジャン・トン、高橋大輔、浅田真央がそれぞれのソロのナンバーを披露し、第1部が終了した。
第2部では、各スケーターがクリスマス・ソングにのって滑る。ニコライ・モロゾフとアナベル・モロゾフの親子が登場するサプライズもあった後半を締めくくったのは、クリス・ハートが『クリスマス・イブ』を歌う中、実現した高橋と浅田のコラボレーションだった。
記者会見に笑顔で登場した高橋大輔と浅田真央。
終了したあと、記者会見に臨んだ高橋の第一声には高揚が感じられ、表情も晴れやかだった。
「すごい緊張していたんですけど、楽しくできたと思います。クリスさんとのコラボでしたが、歌声がきれいで、クリスマスなんだなと感じながら僕たちも滑ることができました」
浅田も笑顔だった。
「高橋選手とのコラボレーションも、クリスさんとのコラボレーションも、夢のようだなって。生で歌ってくださっているんだなと思いながら滑っていました。自分のソロもそこまで緊張することはなかったです。たくさんのお客さんの前で滑りたいと思っていたので、わくわくした、楽しい、という気持ちのほうが強かったです」