プロ野球亭日乗BACK NUMBER
大谷翔平の獲得合戦は始まっている!
速く、そして動くストレートの威力。
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byKyodo News
posted2014/11/14 10:40
日米野球第1戦に登板した大谷翔平。シーズン中には日本人史上最速の162kmを記録し、11勝4敗と二桁勝利を達成。まだ2年目、大谷はどこまで成長していくのだろう。
次回は18日の札幌ドームで、先発の予定。
「次は先発ですし、今回よりも変化球の割合も多くなると思います。何回かブルペンに入るので、その中で修正していきたい」
次回は18日の札幌ドームでの第5戦に先発の予定だ。
断っておくが、筆者は投手・大谷の才能ももちろん素晴らしいと思っているが、それ以上に打者としての大谷に注目し、打者としての道を極めて欲しいと願っている。その点では、今回の日米野球でも打者・大谷がメジャーの投手にどんなバッティングを見せるのかを、見てみたかったのが正直な気持ちだ。
加えてどんどん投手にシフトしていく“二刀流”には賛成しかねるのだが、それでもそれは投手・大谷の才を否定するものではない。
今回の日米野球では投手・大谷しか見ることができないのだ。それなら次の登板でメジャー相手にどんなピッチングを見せてくれるのか、ワクワクしながら第5戦を楽しみにするしかないのである。