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<Number Do×FRaU>
「KICK for RUN ランナーのためのフットボール大会」レポート
~ランナーたちが知った”蹴る”楽しみ~ 

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Number編集部

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photograph byMami Yamada

posted2014/08/02 11:00

<Number Do×FRaU>「KICK for RUN ランナーのためのフットボール大会」レポート~ランナーたちが知った”蹴る”楽しみ~<Number Web> photograph by Mami Yamada

男女混合の試合はまさに大混戦!

 クリニックの後はいよいよ試合です。

 チームは男女混合。一部の男子はフットサル経験者ですが、ほとんどが初心者です。最初は戸惑いながらボールを追っていましたが、慣れてくると、ボールを持っている相手に詰める人、空いてるスペースに走り込む人、ゴール前でボールを待つ人、それぞれの役割を自然とこなすようになりました。

 どのチームも基本的には男子が崩して女子がゴールを決める形を狙っています。それもそのはず。今回は女子が1ゴールするごとに2点になるのです。男子からのパスを女子がシュート! コンビネーションもだんだんよくなってきます。ゴールが決まればチームの雰囲気もますますよくなり、タッチライン際で交代を待つ参加者からも「シュート!」「ナイスカット!」など声があがります。

 しかし、初めてのフットサルの運動量の多さには驚きます。6分ハーフなのですが2分もコートにいるとハアハアと息があがります。すかさずタッチライン際で待つチームメイトと交代。これで一休み、と思っていると疲れ切った別のチームメイトと交代してまたコートへ。この繰り返しです。しかし、今回の参加者はランナーだけあって、体力は十分。息を切らしながらもコートを走り回ります。中にはフルマラソン3時間15分という女子もいて、男子よりも動きがシャープなくらいです。

 この大会には女子得点2倍に加え、もうひとつ特別ルールがあります。試合の最後の30秒間のゴールは得点が倍になります。つまり、男子なら1ゴール2点、女子は1ゴール4点! 最後の30秒の攻防は想像以上に熾烈でした。シュート、と見せかけてゴール前で待つ女子へパス。女子のシュートはキーパーがセーブするも、転がるボールに全員が殺到します。4点取ったらそれまでの5分30秒を一気にひっくり返せますから、両チームとも必死です。

 勝ったチームはハイタッチ。負けたチームは「次こそ!」と闘志をあらわにします。今日初めて会ったランナーたちが、初めてフットサルをしているとは思えません。気分はすっかりフットボーラーです。

 今回のイベントは協賛スポンサー各社からのお土産も豪華でした。試合の合間にキリンビバレッジ提供の「キリン ラブズ スポーツ」でしっかり水分を補給し、グリコのスポーツフード「ナンバーバナナ」を食べてエネルギーをチャージ。ジョンソン・エンド・ジョンソンのボディケア製品(フレッシュボディローション、フレッシュボディウォッシュ)で帰宅後、汗を流せば身体も気分もすっきり。

 会場ではパナソニックのエアーマッサージャー「レッグリフレ EW-NA34」( 9月発売)の体験もできました。疲れた足をもみほぐしてくれます。女子はコーセーコスメニエンスの「ファシオ」シリーズのお試しで、しっかり紫外線をガード。

 こうした、コート外での交流もあり、いつの間にか、みなさん、チームメイトだけでなく、他の参加者とも仲良く話すようになっています。

【次ページ】 勝ち負けよりも、フットサルを楽しんだという充足感。

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