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クレー前哨戦を制し、錦織が全仏へ好感触。
~驚きではないバルセロナOP優勝~
posted2014/05/15 10:00
コーチとともに「サーブとフォアの技術を鍛え直した」という錦織。
text by

秋山英宏Hidehiro Akiyama
photograph by
Mutsu Kawamori
「クレーコートの大会で優勝できるなんて、びっくりです」
男子ツアーを主催するATPのウェブサイトで、錦織圭が5度目のツアー優勝となった4月下旬のバルセロナオープンを振り返っている。
「(クレーが得意な)スペインやヨーロッパの選手がそろう大会で優勝するのは簡単ではないですから」
過去4度の優勝はいずれもハードコートで、クレーは初制覇。国内では〈苦手のクレーを克服〉とする報道も多かったが、その堂々たる戦いぶりに苦手という言葉はなじまない。錦織は自分の庭のように赤土を駆け、力強いショットを打ち込んで、クレーコートへの適性を証明した。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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