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カヌー、サーフィン、そしてホテル。
ハワイはスポーツと文化がいっぱい! 

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君塚麗子

君塚麗子Reiko Kimizuka

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photograph byReiko Kimizuka

posted2014/03/12 10:40

カヌー、サーフィン、そしてホテル。ハワイはスポーツと文化がいっぱい!<Number Web> photograph by Reiko Kimizuka

ワイキキと比べ、のんびりした雰囲気が魅力のコオリナ地区。

世界最高峰のサーフィン大会もハワイで!

 ハワイで最もポピュラーなもうひとつのマリンスポーツといえばサーフィン。

 一年中、島内の至るところで楽しむことができますが、11月中旬~12月中旬にハワイを訪れるなら是非行ってみてほしいのがノースショアで開催される「ヴァンズ・トリプル・クラウン・オブ・サーフィン」。世界中のトップサーファーが集まる年に一度の大会とあって、この時期のノースショアはとても賑やかになります。

選手たちはかなり沖の方まで出ていくので肉眼で観戦するのはけっこう大変。ビーチに設置された大型スクリーンがありがたい!

「トリプル・クラウン」は3つの大会の総称で、ハレイワ・アリイビーチで行なわれる第1戦「リーフハワイアンプロ」、サンセットビーチで行なわれる第2戦「ヴァンズワールドカップ」、パイプライン・エフカイビーチで行なわれる最終戦「パイプラインマスターズ」の総合獲得点を競うもの。

競技を終えたばかりの選手たち。みんなとってもフレンドリーで記念撮影などにも気軽に応じてくれます。

 メンズ、ウィメンズの2部門に分かれており、優勝者は世界で最も名誉ある称号「トリプルクラウン・マスター」を手にすることができるのです。

【写真左】 プレスルームのモニターには大型スクリーンと同様のライブ映像が流れます。
【写真右】 プレスルームの隣にある選手専用のラウンジ。大会中とは思えないほど和やかなムード。

 約1カ月にわたる戦いの末、地元オアフ島生まれのジョンジョン・フローレンスが2013年ヴァンズ・トリプルクラウン・マスターのタイトルを獲得。最終戦のパイプラインマスターズで繰り広げた“帝王”ケリー・スレーターとの好ヒートも話題に。日本からは大野修聖と大橋海人が出場したものの、残念ながら2人とも初戦敗退という結果でした。

【写真左】 ビーチ沿いには食べ物や飲み物、お土産などを販売するテントがずらりと並びます。最も混み合っているのは大会オリジナルグッズを販売するテント。Tシャツが一番人気!
【写真右】 大会スポンサーであるヴァンズのスリッポンも販売。この2足は大会中の会場でのみ販売しているトリプル・クラウン限定モデル。大会限定モデルは毎年あっという間に売り切れてしまうそう。

 ハワイには世界最高峰の大会をこんなに間近で観戦できるチャンスが毎年約1カ月間も続きます。サーフィンをDoスポーツとして楽しんでいる人にはもちろん、そうでない人も、是非この迫力と、ワイキキとは異なるノースショアならではの雰囲気を味わってみてはいかが?

【次ページ】 クラシカルかつラグジュアリーなホテルも。

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