蝶野正洋の名言
プロレスラーが会社のトップにおさまるなんて、喜ばしいことじゃないですよ。会社っていうのは結局、1%の人間のために99%の人間が働いているわけでしょ。会社のためにというのは、要はオーナーのためにでしょ。じゃあ、新日本プロレスのオーナーが誰かっていったら、アントニオ猪木じゃないですか。会社のために頑張れって言ったら、それは猪木さんのために頑張れっていうことですよね。だけど、そんなの俺らには関係ないじゃないですか。猪木さんも同じレスラーですよ。その人のために頑張れって、おかしいでしょ。
蝶野正洋(プロレス)
nWoジャパンのリーダーとして人気の絶頂を極めていたころの発言。「会社のトップに立とうなんて、そんな野望はない」という蝶野の理想は「ハルク・ホーガン。俺はあの人は契約レスラーの鏡だと思いますね。彼は経営者じゃない。でもWWFで10年近くトップ取って、大きな金を稼ぎ取って、さらに今度WCWで、ワーナー・ブラザースという大きな会社を相手に素晴らしい契約を取ってるわけですよ。一個人、ハルク・ホーガンは、でかい組織の会社と対等に勝負できる人間じゃないですか。それが俺の理想像なんですよ」。団体の大将をめざした同期の武藤、橋本とは正反対の考え方をしていた。
Number440号(1998/03/12)
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