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“しごき魔”マガトがフルアムの監督に。
「降格の本命が5チーム」の大混戦。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2014/02/20 16:30

“しごき魔”マガトがフルアムの監督に。「降格の本命が5チーム」の大混戦。<Number Web> photograph by AFLO

バイエルンで2度、ヴォルフスブルクで1度のブンデスリーガ制覇を経験しているマガト監督。ドイツ国外での指導は本人にとっても初めて。

フルアム対クリスタルパレスがなんと最終節で実現。

 カーディフは、昨年末にマルキー・マッカイ監督を解雇し、年始にオレ・グンナー・スールシャールを新監督に任命した。だがマンUの元スーパーサブも、プレミア監督初体験での「途中出場」では苦戦している。就任後のリーグ戦は6試合で4ポイント獲得のみ。唯一の勝利は、降格が濃厚と思われるノリッチが相手。「スールシャール効果」がすぐに確認できなければ、前監督を慕っていたファンの後押しも弱まってしまいそうだ。

 クリスタルパレスでは、昨年11月後半のトニー・ピューリス就任の効果が顕著だ。第11節までに9敗していたチームは、前ストーク指揮官との契約が内定した翌節を境に、6試合の零封を含む7勝を上げて最下位から15位まで浮上した。とはいえ、総合力はカーディフと同じくリーグ最低レベル。しかも、ラスト3試合にはマンC戦とリバプール戦が含まれる。カーディフと揃って「2部Uターン」という運命を避けるべく、最後の生存枠である17位をフルアムと争うことになりかねない。

 フルアムとクリスタルパレスの間には力の差が存在して然るべきだ。だが、フルアムがミューレンスティーン体制でのリーグ戦9敗目を喫し、クリスタルパレスが、ピューリス体制での7勝目を記録した前節の時点で問われれば、筆者は後者の名を生存候補として挙げていた。ところが、前者はマガト体制で残る12節を戦うことになった。熾烈を極める今季の残留争い。運命のフルアム対クリスタルパレスは、何と最終節で実現する。

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