フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
五輪史上初、フィギュア団体戦開始!
表彰台への鍵は羽生と浅田のリード。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byYusuke Nakanishi/AFLO
posted2014/02/06 12:00
多くのメディアが待ち受ける空港に、浅田真央はリラックスした表情で到着。最後の五輪、最高の結末を見せて欲しい。
フリー進出はSPトップ5カ国のみ。
SPの後、トップ5カ国がフリーへ進出する。
複数の五輪出場枠を持っている国は、(日本の場合は男子女子ともに3枠)4種目中2種目まで、SPとフリーの選手を変えても良いというルールがあり、日本は男子フリーでは町田樹が出場の予定だ。女子ではSPが浅田真央、フリーは鈴木明子が出場予定で、怪我のあった高橋大輔、村上佳菜子の2人は個人戦に集中するという方針だ。
初日の出場選手と見どころは?
初日のSPでは男子はパトリック・チャン、エフゲニー・プルシェンコ、ジェレミー・アボット、そして羽生結弦がトップを競うことになるだろう。
31歳になる帝王プルシェンコは今日の公式練習ではジャンプも好調に見えた。彼が地元の観客の声援のもと、どのくらいのスコアを出すのかに注目が集まりそうだ。羽生結弦は練習後、「自分自身、氷の感覚も良い。自信を持って日本代表として滑りたい。一番若い選手として、元気の良い滑りを見せたいです」とコメントした。
日本の高橋&木原ペア、五輪デビュー!
ペアは、ロシアのヴォロサザール&トランコフに、カナダのデュハメル&ラドフォード、米国のカステリ&シュネピア、イタリアのベルトン&ホタレイックらがどこまで追い迫ることができるかが焦点となる。
10組中1番滑走の日本の高橋成美&木原龍一は、いよいよ五輪デビューである。
ちなみに高橋&木原組は、元々団体戦のみの参加の予定だったが、のちにエストニアのペアの国籍取得が間に合わないことがわかり、個別戦のペアの試合にも繰り上げ出場が決定している。