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<アスリートはゴルフに夢中!> 三浦淳寛×福西崇史 「蹴るのも打つのもイメージは同じ」
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byMiki Fukano
posted2013/12/03 06:00
サッカースパイクとクラブのフィット感は似ている。
三浦 成田空港でチケットを買って、現地の知り合いを訪ねて。10日ぐらいの強化合宿だよ。1日2ラウンドやって、2日目に100を切って、最終日は88か89だった。
福西 僕はそこまでハマってないなあ。
三浦 もう十分ハマってるよ(笑)。
福西 ドカン、ドカンと振りまくるのから、スコアに目標を置くようになったのは確かですけどね。現役を引退して月に一回ぐらいのペースで行くようになると、面白くなってきたかな。いまは80台をコンスタントに出したいし、クラブにも目がいくようになってきた。
三浦 僕の場合は、クラブへのこだわりは早かったよ。以前はね、スコアが悪かったらクラブのせいにしていて、それこそ何本買ったか分からない。パターなんて何十本も! でも、結局は最初に買ったパターを使ってる。
福西 誰かに勧められたクラブでも、合う、合わないってありますよね。サッカーのスパイクを履いてフィット感を得られる場合と、違和感を覚える場合があるのに似ている。
三浦 シャフトがしなり過ぎるのは好きじゃないなあ。ボールがつかまり過ぎて。
福西 僕はしなったほうがいい。アツさんが要らないクラブは僕に合うんだ(笑)。
DFにFW……ポジションによって変わるゴルフスタイル。
三浦 サッカー選手って、ポジションごとにゴルフのスタイルが違うよね? ディフェンダーの井原正巳さんと打ちっぱなしに行ったら、ものすごく慎重だった。色々とチェックしてアドレスして、打つのかと思ったらフッとひと呼吸して打席を外した(苦笑)。
福西 それ、納得。守りのポジションの選手って、慎重ですよねぇ。
三浦 これがフォワードになると、躊躇なく打つ。Jリーグで得点王にもなった福田正博さんは、バーン、バーンと迷いがない。
福西 それもまた納得。チャンスでシュートするように、どんどん打っていくのかも。
三浦 前園真聖は面白いよ。現役時代の背番号が7だったから、やたらと7番アイアンを使いたがる(笑)。
福西 ゴールキーパーは、普段から手を使っているのでショットがうまい印象がある。当たるとメチャクチャ飛ぶ。